息子が突然こんな事を言い出した。
「ぼく、そろそろ独立したい。自分で会社を起こして一国一城の主になるんだ。」
「なにを言ってるんだ。お前はまだまだ子供じゃないか。1人では勃起もできないし、射精もまだだ。そんなお前が・・・。」
「でもボク、街頭で稼いだお金があるよ。それにボクには頼りになる友達もとい師匠がいるんだ。その人につきしたがっていくよ。」
意見は平行線だが、私は気持ちよく息子を送り出してやろうと心に決めていたためこう言った。
「おまえがやりたいようにやればいい。そしてココはお前の家だ。いつでも帰っておいで。」
こうして息子は雪が降るこの町を出発し、たった一人で旅立っていった。
家の中はとても空虚な空間になったように感じられた。たかだか18cmの息子がいなくなっただけだというのに。










【作者】
正直ネタ切れです。しばらくお待ちを。いつか復活します。

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